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niwaringo.masuda

ひとりますだ

周辺視野と噂とタバコ部屋

人は対象のあらましをつかむために中心視野より周辺視野で判断するそうだ。対象物を判別するには、中心部分を切り抜いた写真を見せるほうが周辺部分を切り抜いた写真を見せるよりもよい。台所の写真と分からせるには、台所の中心を切り抜いた方が、台所の周辺部分を切り抜くより良いのである。

この、「中心より周辺で物事のあらましをつかむ」というのは、他人を評価するという行為にも流用して考える事ができる。

  • 中心視野=対象者と直接話して獲得した評価
  • 周辺視野=他人から伝聞される対象者の評価

と類推すると、人が他人を評価するには、直接の対話より他人からの伝聞の方があらましをつかみやすいといえる。もう一歩踏み込むと、他人からの伝聞で対象者のあらましをつかんでしまっているともいえる。

写真の場合と違い、つかんだこのあらましは、他人の情報を元に構成された想像の産物であり事実では無い。自分ではあらましをつかんだつもりでも間違っている可能性が非常に高い。であるのに、つかんだ物が自分の中で事実となり対象者を評価をするのでタチが悪い。

「あー。あのひとはこういう人だったんだよな。」などいつの間にか自分の中で対象者の評価を勝手に決めつける。

* * *

人が組織化されると、他人を面白おかしく言って笑いを取ろうとする人や、他人を評価するのが好きな人、情報通ぶる人など様々な人種が混じってくる。そして、タバコ部屋のような場所で、コミュニケーションの潤滑油という名目で様々な他人の情報がやりとりされていく。もはやロビー活動である。

そんな情報は無視すればいいのである。。。が、厄介なのは、それらの情報がサブリミナル効果のように無意識化に忍び込んで来ることである。意識では無視しているつもりでも無意識下で影響されるのである。

願わくば、タバコ部屋のようなところには寄り付かず、直接会話をする事でその人の人となりを見たいものであるのだが。

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

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