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niwaringo.masuda

ひとりますだ

やってみたいけどやらないマーケティング

なんか、今日は「やってみたい気持ちはわかるけどそれやっちゃダメじゃね?」っていう事例に二つ程でくわした。

一つ目は、「FW:***」みたいにタイトルにFW:っていれて転送っぽく見えるようにしたニュースレター。通常のメールではない。企業からのニュースレターである。

ABテストを繰り返したりしてCTR改善に取り組んでいると、このような事をやりたくなる気持ちはわからんでもない。ぶっちゃけデータをとってみたい気もする。が、それはやっちゃいかんよね。かりにタイトルをFWにすることで数値が上がったとしても不信感を引き換えにしての事だろう。

さらに「タイトルをFWのように見せる」なんて事で数値が上がっても二度と使えないし、ノウハウとして他社に共有することも難しいだろう。つまりそのデータは糞なのだ。

データは使えるから取得する意味がある。取得しても使えないデータを取得する必要はない。「こうしたらどうなるのだろうか?」という(個人の)欲望だけでデータを取りにいくことは危険である。そこは落ちちゃいけないデータの闇だ。


二つ目は、今日事件があったブログサービスからの移行を促す企業ブログポストだ。製品提供者の矜持を失っては無いだろうか。

移行を促しているブログサービスのユーザーたちは、今スゴく不安に苛まれているかもしれない。移行を促すブログエントリーはその不安を煽っていることになるかもしれない。そんな風には考えられないだろうか。

「ウチも色々あったけどサービスはそんなすぐに無くならないし、運営している人たちも最大限努力しているハズだよ。もちろん、他所様の事はわからんけれど、少なくともウチはそうだったよ。で、今もサービス続けているよ」

なんて言ったほうがブランディング的に良かったのではないだろうか。

サービスが急停止しない限りユーザーの移行はあっても緩やかだろう。その時にサービスの印象がどのように映るかは大事なのではないだろうか。

時間が流れている以上、施策の冪等性は分からず仮説を積み上げていくしかない部分というのは往々にしてある。だからこそ企業が持つ品って大事な事なのではないだろうか。