niwaringo.masuda

ひとりますだ

Office文書のバージョン管理とコミュニケーションという21世紀では解決できなさそうな問題

 社会人になってから今までの間で「間違って保存してしまったOffice文書の復旧作業」にどれだけの時間を使ったことでしょうか…… 計算したくもない。全人類で考えたら何万人月だ!?

 Office文書のバージョン管理をどうするのか?という昭和から連綿と続く問題に対して、「ファイル名に日付を付けましょう」という回答が現代にもなって記事として上がっており驚愕しています。それだけ根が深いという理解をしておけばよいでしょうか。記事自体の内容は今更感が満載ですが、それに対してほっこりするようなコメントが多く並んでおり、コメントを含めた記事として趣がある内容に仕上がっております。

 記事はさておき、Office文書のバージョン管理には大きな課題を抱えている事は周知の通りで異論を挟む余地はないでしょう。

 記事に言われるまでもなく、人々は古くからファイル名に日付を入れるという解決策を実施してきたわけであります。しかし、そんなジェンガのように積み重ねてきたファイル名でのバージョン管理は他人(主に偉い人)によって脆くも崩されます。

 共有して編集するフェーズを通り抜けても次は提出フェーズの闇が待っています。

 Office文書作業の一つのゴールとして、クライアントであったり偉い人に提出するという地点がございます。そして、この段階でWordの変更履歴やExcelの数式は削除しておくことが望ましいとされています。提出先の操作ミスなどで内容が変わって(しかしなぜか責任はこっちが背負って)しまわないようする自衛手段です。

 が、この自衛手段は諸刃の剣です。提出後に修正やツッコミが発生すると、元ファイルを触って、また関数を削除して提出ファイルを作成して…… なんて作業が頻発します。赤入れの赤ってなんだよ、赤って。血か? なあ、血なのか!?


 Office文書のバージョン管理とコミュニケーションによるコンボ攻撃によってあえなく休日出勤を余儀なくされた日は何日にのぼるのでしょうか……

 古くからず〜〜と課題だと認識されているこのOffice文書とコミュニケーションの問題は、時代が進めど一向に解決する目処が見えません。おかげで「ファイル名に日付を入れるという」聞けば卒倒しそうな記事が現役でドヤ顔で語られたりします。


 「Officeのバージョン管理とコミュニケーションをプラグインで解決するぜ!!」という気炎をあげていたkivoはいつの間にかWebサービスにピボットしていますしね。まあ、オフィス文書にフォーカスしているという意味では、どこから山をのぼるのかの違いなのかも知れないけれど。それならGoogleDocsでもという気がしないでもない。

 理想だけぶちまければ、Office文書をgithubで管理して、コミットとプッシュとプルリクの概念を持ち込んで、プッシュにフックして関数削除して提出データ作るとか出来ればいいかも知れないけれど…… ここは人の壁を乗り越えられる気がしない。

 そもそもが、このOffice文書のバージョン管理を難しくしている一番の闇は、Microsoftでもなんでもなくユーザーという悲しい現実があります。「え、バージョン管理!? 面倒だ」と平時は言いながら何かがあると…… 

 ま、フィクションですけどね :(

 SalesforceなどでもOffice文書については色々とアプローチしようとしているっぽいけれど、あの規模の企業が提供するものでさえイマイチ使われていないという悲しい現実があります。

 ドラえもんの登場を待つしか無いのかも知れませんね :(