最近疑問に思うことがある。現代では多くの人が思う未来はディストピアである。これはいつからなんだろうか。答えは知らないのだが。
手塚治虫などが絵描く未来は希望に充ち満ちていた。テクノロジーは人類を幸せにすると信じられていた。これは終戦〜昭和中期までの傾向ではないだろうか。もちろん、海外ではこの頃に1984などが生まれているにはいるのだが…… スルーする。
ただ、昭和後期から平成にかけると未来はディストピアであることが通常になる。北斗の拳的というかナウシカ的というか。とにかく、テクノロジーは人類を滅亡させる方向に進むのである。
これはどこかに転換点があったのだろうか。冷戦による核の緊張だろうか。それとも、世界大戦が終わっても終わることがなかった戦争に対する失望からなのだろうか。
現代でも、人類は機械に支配されるようなターミネータ的なディストピアが主流である。これはこの先ずっと続くのだろうか。それこそ人類が滅亡するまで。