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ひとりますだ

プレおっさんからの卒業

「いや〜、おっさんになったな〜」なんて二十歳を過ぎたあたりから何度となく言葉にしてたんですよ。すこし笑顔でね。

でも、アラフォーにもなって本当のおっさんになると、「20代〜30代前半に感じていたおっさんになった」って、本当はおっさんではなかったな〜、って思う。

言うなれば、おっさんの前段階「プレおっさん」です。

プレおっさん期って「俺はおっさんだ」って言いたいだけなんだよね。

だってプレおっさん期って、加齢臭に悩まされることもなく、物忘れも全然ないんだよ。いまなら「おまえ、本当の物忘れはそんな笑顔では言えないぞ! すごく‥‥ すごく物悲しくなるんだからな」って、小一時間問い詰めたくなる。

プレおっさんって、子供からうまく卒業できていなかった現象なのかも。20代前半の学生時期は、からだは大人でも社会的にはまだまだ子供扱いされる。そのあと社会人になっても、しばらくは周りから「若いなー、若いなー」って言われ続ける。

こんな状況に反抗するために「いやー、じぶん、もうおっさんですよ」なんて言っていたのかもしれない。

プレおっさん、もしかしたら第3時反抗期なのかもしれんね。大人の自我を獲得するための反抗。第1・2次と同じで期間の長短はあるだろうけど、自分のまわりはほとんどみんなこのプレおっさん期があった気がする。

結婚したから、子供が出来たからとか、特徴的なイベントが引き金になって、すぐにプレおっさんを卒業できるものではない。これらは大きな影響は与えるけど、それだけじゃなくて、お肌のハリとか物忘れとかそういうからだの変化も加わりながらじわりじわりと進行していき、ある日「あ、プレおっさん、卒業してたわ」って振り返って気がつく。

プレおっさんの後にくる本格おっさんは、まあ、外からみるとただのおっさんなんだけど、すこしは多面的にものを見れたり、人に優しくなれたりと、結構いいもんだよね。「歳を取るのも悪くないね」って負け惜しみがほんのちょっぴり入りながらだけど、そう思えるもの。

きっと、あと10年もしたらこんな考えも「若いなー」なんて思うのかもしれないけどね。それはそれで楽しみ :)

 

photo by Game of EPL5 & LUMIX G20/F1.7