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niwaringo.masuda

ひとりますだ

田舎者というなおらないもの

わたしは大人になってから田舎から東京にやってきた上京組です。むかしでいうオノボリさんやね。もうね、根っこの根っこから田舎者。

そんなわたしも東京に数年間住んで、息子さんができました。彼なんか生まれも育ちも東京。わたしからみれば超都会っ子。

同じ年数、いやわたしのほうが東京歴は長いにもかかわらず、わたしは田舎者で息子さんは都会っ子。

この違いってなんなんだろうな〜って思うわけですよ。

自分のことを田舎者だなーって痛感するのは、都会は人が多くて苦手なくせに、行くと誇らしくなるんですよ。「いま、おれ新宿に来てるよ」なんて誰かに言いたくなる。大都会にいるおれ、かっけーみたいな。

だって仕方かないじゃない。中高生の時とかって、電車で40分くらいかかる地方中堅都市にどれだけ行ったかがステータスだったんだから。月1回いっていたりすると、もう垢抜けている認定されてからね。わたしは半年に1回行けばいいほうだったけど、2〜3ヶ月に1回いっていると嘘ついてた。きっとバレバレだったろうけどね。

そんな環境で育ったもんだから、「都会に行くこと = ステータス」という脳みそになってるんですよ。

あたまではわかってるんですよ。そんなのステータスでもなんでもないって。でも、染みついた習慣は悲しいもので‥‥ いまでも都会にいくと「あ、おれ、都会にきてるな」ってドヤ顔したくなってしまう。

息子さんが大きくなったら、こんな感情は抱かないと思うの。彼にとって都会に行くことは普通のことだから。

ちなみに田舎育ちだからといって自然が大好きなわけではない。緑に囲まれたところに行けば確かに気持ちいいですよ。だからといって、自分で計画をたててキャンプとかはしない。自然に無頓着なんです。

でも、息子さんには自然に触れて欲しいと願い、積極的に公園活動をしているのは、われながら笑っちゃう。とくに理由はない。でもそうしたほうがいいような気がしてる。これはきっと人間の内から湧き出る無意識な感情なので、バカな意識よりは信じてそうしている。ちなみに下手な田舎より東京のほうが触れられる自然は多いからね。この点は東京に住んでいて非常に助かっている。自分の田舎、触れられる自然には車でいかないとダメですから。

わたしにとっての都会は非日常で、息子さんにとっての都会は日常なんだね。これが、田舎者と都会っ子に違いなんだろう。

で、この田舎者というのは一生治らなくて、なんかこじらせてしまいがち。こじらせると無意味に都市論について語りだしたり、都市と地方の格差について過剰に都市を擁護したりと、ろくなことがないので気をつけたい :P

 

photo by osamukaneko