niwaringo.masuda

ひとりますだ

ちょっと待って、その課題を解決して注目される前には課題の定義が待ってるよ


課題解決。お仕事をしていると何度も何度も耳にする。PDCAと双璧をなしていると言ってもいい。

みんなが大好きな課題解決には2つのステップが必要である。1つ目が課題の定義、2つ目が課題の解決。

コンサルや代理店などのクライアントワークでは主に2つ目の課題解決が求められる。一方、インハウスで何かを運用するときには1つ目の課題定義を求められる傾向にある。

ここ、試験に出るから。

クライアントワーク型からインハウス型にジョブチェンジをするときはここに気をつけて。大事なことだから2回言うけれど、課題を解決する前には、課題を定義するというお仕事が存在するのだ。

現状とゴールのギャップを理解して、目の前にゴロゴロ転がっている課題を取り上げる。手にとってみると解決インパクトと難易度がちぐはぐ、だから費用対効果を想定してどれを解決するのか決めて各所と合意をする。こんな面倒な工程を経なければならないのだ。

想像してみてほしい。部門間調整が必要だから難易度マックスのくせに解決しても効果が薄い課題が目の前にある。スルーを決め込みたいのに、なぜか外野から、それを解決してほしいなんて身勝手な要望が来るんだよ。おかしくない? キラキラした先進的な取り組みをしてメディアで取り上げられる予定だったのに。

素晴らしい課題解決プレイヤーが、転職して輝きを失ってしまう原因の大きな1つがこれである。

しつこいけれどもう一度。課題を解決するためには課題を定義するという前工程が必ずある。課題の解決が得意な人がジョブチェンジをするときは気をつけなければならないし、面接する人は課題定義の能力をテストしておかないと不幸が起きる。

これから転職の季節、各位ご自愛ください。

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

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