「勘・経験ではなく数字に基いて意思決定しないとね」
「そうだよね、ホントそう思う。あ、ちなみにあの企画順調」
「順調だよ、凄い沢山の人が来てくれている」
「じゃあ、あの企画は今後つかえるね」
数字に基づく事は大事である。
勘・経験ではなく、数字という事実に基づくデータドリブンの重要性が喧伝されて久しい。
しかし、数字に基いて行動するという事は、その重要性を理解する程にはやさしくない。
もし、お仕事で数字に基いて行動しようとすると、数字ではなく、誰かが持ってきた数字をベースにしなければならないという障壁がたちはだかる。
「なるほど、ボタンの色を青色にするとクリック率が42%あがるのか!!」なんて、誰かがWebだかセミナーだかで言っている事を信じる人は多くても、そのソースを疑って実証しようとする人は少ない。
そもそもが、全てのソースを確認するなんて非合理的だ。データドリブンフリークになって全てのソースを確認しようとすると、合理性を求めているつもりが実は非合理になっている、という滑稽な状況に陥ってしまう。
解決策なんてなくて、データドリブンとは言っても、結局は人依存の部分があると認識するしか無いのかもしれない :(