ちいさなころ、小学生ぐらいだったかな、それくらいの頃に「アルミホイルをとんとんやって固める」という作業が好きだったんですよ。
ロールから、きれいなアルミホイルをびーってひっぱり出して、くしゃくしゃって丸めて、あとはひたすら机とか床でとんとんとんとん固める。
いちど、くしゃくしゃになったものが、とんとんをくり返すと、ピッカピカに輝きだすんですよ。
いま思えば、暗い子ですねw
アイデアの出し方も、これに似てるとおもいませんか。
ぼくにとって、アイデアはひねり出して固めるものなんですよね。
「神が降りてきた!」「湯水のようにアイデアが湧いてくる」なんてことはない。あったとしても、糞みたいなアイデアだと思ってるんですよね。
キチンとしたアイデアは、はじめにとにかく沢山だして、そのあと、いっぺんグチャグチャになって、このままじゃダメだって、こつこつ出したアイデアをつぎはぎしながら固めていく、そんな苦行みたいなすえにしか生まれないと思ってます。
沢山だしたものギュッて固めるから、ちゃんとしたものになるんだよ、きっと。
ほら、アルミホイルをとんとん固めるのと似てると思いませんか。
あー、でもね、きちんと固めたつもりでも意外と脆くて崩れやすいところまでそっくりだから‥‥ 困ったもんです :)