熟成読書というのを密かな楽しみにしている。
なにかっていうと、発行から数年〜10数年おいてから当時話題になっていたビジネス書を読むという読書スタイルのことである。ま、わたしが勝手に言っているだけなのだが。
狂騒が過ぎ去った後に「インターネットで商社はなくなる」的な本を読んだり、熱狂が冷えきった後に「みんなの意見は案外正しい」的なWeb2.0本を読んだりするだけなのだが、これが存外にオモシロイ。
あらかじめ断っておくと、当時の自分の発言が蘇ってきて心がチクチク傷んだり、ああーって叫びたくなるので注意が必要である。
いまの熟成読書のオススメは、「FREE」的なフリーミアムの本だろうか。またあと少し先に、人工知能やディープラーニングな本を読むのが今から楽しみでならない。
この熟成読書、熱しやすく浮かされやすい自分の欠点をみつけるためにはもってこいであるが、他人を傷つけるためにするのは避けなければならないは言うまでもない。

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